構造計算が必要となる建築物
構造計算が必要となる建築物は次のとおりです。
構造計算が必須の建築物 | |
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①高さ60m超 | 全て |
②高さ60m以下 | ・木造…高さ13m超又は軒の高さ9m超の建築物 ・鉄骨造り…4階以上(地階を除く)の建築物 ・鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造…高さ20m超の建築物 |
③高さ60m以下の建築物で②に 該当するものを除き |
・木造…3階以上又は延べ面積500㎡超の建築物 ・木造以外で2階以上又は、延べ面積200㎡超のもの。 ・主要構造部の一定部分を石造、レンガ造、コンクリートブロック造等にした建築物で、高さが13m超、または軒の高さが9m超のもの。 |
構造計算が必要な建築物は上記のとおりですが、一見すると覚える項目が多く圧倒されてしまいます。しかし、上記を要約すると以下のとおりとなります。
<構造計算が必要な建築物 要約版>
①木造⇒3階以上又は、延べ面積500㎡超のもの。
②木造・主要構造部分が石造、レンガ造、コンクリートブロック造⇒高さ13m超又は、軒の高さ9m超のもの。
③木造以外⇒2階以上又は、延べ面積200㎡超のもの。
まず、「高さ60m超」は普通にかなり高いビルとなるので、常識的に考えて構造計算は当然必要となることは理解できるしょうから、わざわざ覚える必要はありません。そして、共通する部分をまとめていくと上記のとおり①~③のすっきりとしたものになります。
構造計算が必要となる建築物の覚え方
『後継必要(構造計算・必要)な目算(木造3階以上)後(500㎡超)、倒産(高さ13m超)苦(軒の高さ9m超)。意外(木造以外)にカニ怖え(2階以上・200㎡超)。』
以上で、構造計算が必要となる建築物を覚えてしまいましょう。鍵となる数字は「3階」「500㎡」「13m・9m」「2階」「200㎡」となりますが、語呂を使えばまとめて簡単に覚えることができると思います。少し長めの語呂ですが、語呂の何がどの数字に対応するのかを確実に見極められるようにしてみてください。
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確認問題
Q.構造計算が必要となる建築物で正しいのは?
①主要構造部分が石造、レンガ造、コンクリートブロック造で高さ13m超又は、軒の高さ9m超の建築物。
②木造で2階以上又は、延べ面積500㎡超の建築物。
③木造以外で3階以上又は、延べ面積200㎡超の建築物。
↓正解
正解:①