賃借のみで必要な重要事項説明
重要事項の説明の中には、売買・交換では説明をする必要がなく、賃借の場合のみ説明が必須となる事項があります。その中でも、重要なものは以下のとおりです。
①契約期間、更新に関する事項
②敷金精算に関する事項
③定期賃貸借を設定する場合は、その旨
④台所、浴室、便所の設備状況(建物賃借時のみ)
売買ではなく、賃貸の場合のみ必要という点を踏まえて考えてみると、①~③は当たり前のことなので覚えやすくなると思います。アパートを借りる場合に、契約期間の説明をしなければいけないのは、当然のことですし、敷金をどうするかについて説明をするのも当然のことでしょう。
ただし、④については意識しておかないと売買の場合でも、説明があっても良いのでは?というものになるので忘れやすくなります。台所などの水回り設備については売買では説明必須ではなく、賃貸では必須ということを覚えておきましょう。そして、当然ですが水回りについて説明をする必要があるのは建物の賃借時のみです。土地に台所やトイレがついている訳がありませんから、実際にどんなものが取引の対象になっているのかを想像すれば良いでしょう。
賃借のみで必要な重要事項説明の覚え方は?
『ケーキ(契約期間、更新)と敵(定期賃貸借)を仕切る(敷金)水回り(台所、浴室、便所)。』
以上で、賃借のみで必要な重要事項説明を覚えてしまいましょう。語呂なしでも、賃借のみで必要という意味を考えれば覚えやすいと思うので自信が無い人は語呂も使って完璧に覚えるようにしておきましょう。
この下の確認問題にもチャレンジしよう
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確認問題
Q. 賃借のみで必要な重要事項説明は? 〇の中を埋めましょう。
①〇〇期間、更新に関する事項
②〇〇精算に関する事項
③〇〇賃貸借を設定する場合は、その旨
④〇〇、浴室、〇〇の設備状況(建物賃借時のみ)